耐える日々
はあ・・・。
どうしたの?元気ないね。
この5日間、バッドビートが続いてね。割と長時間プレイしたんだけど、思うように稼げなかったから落ち込んでるんだ。
あらら。
フィッシュがいるテーブルに潜り込めたんだけどね。ちょっと稼いではバッドビート、何とか回復してまたバッドビート。ツラかったなあ。
今日の成績
とりあえず、今日までの収支だよ。
まあ、でも大きく負けてないからいいんじゃない?
まあね。不幸中の幸いかもね。
今日までの旅の収支はこんな感じ。
収支(~16日目) $2239.00
さて、今回はバッドビートも含めていろいろ面白いスポットがあったよ。いくつかハンドレビューしてみようかな。
AA vs AK 700bbPOT
まずはこのハンドから。BUのAAが僕だよ。
うわ、ポーカー大戦争だね。
うん。 Kトリップスを引かれて負けたのはしょうがないんだけど、COが5ベットオールインしてきたときは意味がわからなくて思わず苦笑いが出ちゃったよ
ライブキャッシュ、ここにあり!
ホントにそんな感じだよね。しっかし、このワンハンドで700ドルの損失だよ。
ま、今のはただのバッドビートなんだけど、次のはミスプレイかもね。難しかったスポットだよ。
ターンはベット?チェック?
今度もAAだね。AAでCOからオープンしたのが僕だよ。
あちゃー、フルハウスを引かれちゃったのか。
うん。ターンの僕のアクションだけど、チェックが良いかベットが良いか、かなり微妙なところだね。難しかったよ。ポットコントロールのためにx/c(チェックコール)をすると相手がブラフするレンジも広がるし、一見悪くなさそうなんだけど、この相手は結構広いレンジを持ってることがわかってるから、ドローもそれなりに多いボードだし、積極的にベットしちゃったよ。バリューターゲットはKhやQペア、フラッシュドローとかかな。
うん。ベットすればKやQからバリューが取れるんだし、良いんじゃないの?
うーん、ベットしたときにレイズが返ってきたらかなり厳しい展開になるよ。ターンに相手のレイズにコールして、相手はリバーでポットサイズのオールイン、という展開はキツいんだ。ドローが多いボードだけに、難しい判断になりそうだよ。
ふーん。私なら気にせずバリューベット打って、レイズが返ってきたらフォールドするけどなあ。
うん、コーリングステーションに対してはそれもアリかもね。
でも、少なくともターンの僕のベットサイズはデカすぎたよ。このベットサイズだと、AAより強いハンドにしかコールされないかもしれないし、レイズされるとリバーでワンペア(AA)でコミットしてしまうからね。ミスっちゃったよ。
nitにプレイすべし
この数日はこんな調子でプレミアハンドでポットを落とし続けてたんだ。イライラしてミスしちゃったっていうのもあるね。
タイトにプレイしてるとなおさらだよねえ。
でもね、次のハンドはなかなか良いプレイができたんじゃないかな。MPでKQsを持ってるのが僕だよ。
相手はフルハウスかあ。フォールドできて良かったね。
うん。これはマルチウェイに助けられたスポットだよ。もしヘッズアップなら、ターンの相手のベットにコールしてたかもね。
まずプリフロップだけど、KQsはルースなプレイヤーのリンプに十分アイソレートできるハンドだと思うよ。フロップはトップペアができたけど、大きなドンクベットがきたんだね。
ドンクベットかあ。どんなハンドで打ってるんだろ。
7のトリップス、Qのペア、ハートのフラッシュドローってとこかな。彼はこのボードでTTやJJみたいなハンドでドンクすることもあるけど、今回みたいに複数人が参加してるポットでその可能性は低いんじゃないかな。
ひえー。そんなハンドでドンクベットしてくるの?もうわけがわかんないよ。
TPGKの僕のKQは当然コールだよ。ドンクを打った相手のレンジにはドローやQJ、QTなんかが入ってると考えてるからね。
でも、ターンでもう一発ベットがきましたと。
うん。ちょっと悩んだけど、少なくとも一人が7を持ってる可能性が高いと考えてフォールドしたよ。
うーむ、私ならターンもコールしちゃうかも。
こういうマルチウェイの判断は人によっていろんな意見があるだろうね。「こんなの当然フォールドでしょ」っていう人と、「いや、これでフォールドしてたらブラフに弱すぎる」っていう人の両極端に分かれるかも。僕は前者のタイプだよ。特にライブキャッシュではフォールドすべきだと思うなあ。
ふーん。どうしてフォールドだと思うの?
まず、例えばドンクを打った彼がQJを持ってるとして、果たしてターンでもベットを打つのかな?ヘッズアップなら「相手はドローに違いない!」って思い込んでもう一発打つ人もいるかもしれないけど、僕とBU、BBの3人がコールしてるんだ。
確かに、フロップでコールした3人のうち1人くらいは7を持っててもおかしくないよね。
うん。それに、逆に3人とも7を持っていない場合を考えてみてごらんよ。つまり、3人ともハートのドローやQのペア、JJ、TTなんかだったとして、わざわざターンでベットをしてドローから自分のワンペアを守る必要はあまりないんじゃないかな。だって、フラッシュドローのアウツをお互いに食い合ってるんだから、リバーでハートが落ちる可能性は相当低いよ。
なるほど。3人のうち誰かが7を持ってるならベットしたくないし、互いにフラッシュドローを持ってる場合でもベットする必要はあんまりないと。
そう考えると、彼のターンのベットはかなり強そうだよね。単なるフラッシュドローなんかでこのターンベットを打ってるなら、彼はとても大きなリスクを負ってることになるよ。
だから、僕のTPGKはここでは負けてそうだし、アウツもQの2枚しかないからフォールドを選択したよ。それに、BUやBBのほうが7を持っててスロープレイしてることも十分に考えられるしね。
なるほどねー。トップペアでもフォールドするべきときがあるんだ。
うん。ライブキャッシュでマルチウェイのとき、トップペアを過大評価しすぎると良くないよ。それよりもnitなスタイルでナッツを作りにいって、大きなベットをするほうがよっぽど安定して稼げるんだ。
カジノの相手はトップペアをなかなかフォールドできないもんね。
そうなんだよ。ワンペアで難しいスポットに迷い込むぐらいなら、ポットを小さくして安くショーダウンに向かったり、あるいは今回みたいにマルチウェイの情報を使ってフォールドするのが正解のことが多いよ。
そして自分がツーペア+の強いハンドを持ったときは、大きくベットやレイズするのさ。もちろん「カジノのライブキャッシュでは」って条件つきだけどね。
さて、マニラ遠征も明日で最終日。そろそろ日本が恋しくなってきたよ。次回もよろしくね。
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